目の前の現実は、あなたの心の投影②

こんにちは、恋愛コーチ・カウンセラーの雪乃です。

前回からスタートしました、「目の前の現実は、あなたの心の投影」のお話です。

脳の仕組みがわかると、なぜ自分が望んでいない現実を引き寄せているのかが、分かるようになるので興味深いですよね。

本日も、例を出して進めたいと思います。

私は、2017年にアメリカで離婚をしました。当時、同じようにアメリカで離婚をし2人の息子さんを育てている、シングルマザーの知人ができました。

そのころ、私はまだ帰国するか、アメリカに残るか決めかねていたのですが、いつも彼女から言われていたのが「日本に帰ったら、恋愛できないよ」でした、苦笑

 

「日本はシングルマザーに冷たい国だから、後ろ指刺されるよ」

「日本人は、親の老後の面倒を見なければいけないから、相手の親の面倒みるなんて御免だわ」

などなど、まぁ色々と言われました。(今思えば、帰れない妬みなんでしょうが…)

 

彼女は、もう10年以上、日本に里帰りをしていないのです。

元の旦那様からDVを受け、1文無しで家を放り出されたそうで、かなり苦労をされてます。

で、彼女はというと、「私は恋愛したいから、アメリカに残る」と。

そんな彼女には、お付き合いしている彼氏(アメリカ人)がいたのですが、彼が出会い系サイトで他の女性と知り合い、如何わしい写真を送り合っていると、よくため息をついていました。

その彼のどこがいいの??と聞くと…ビックリ仰天、こんな衝撃的なセリフを口にしました。

 

「私達シングルマザーは、選ぶ権利はないんだよ。選ばれるしかないんだから」

 

結局、彼に不満があった彼女は、彼氏にこっそり、その後出会い系サイトで別の男性と知り合うも、上手く行かずに「やっぱり私には〇〇(彼氏)しかいない」とお付き合い継続する事に。

 

そして、乗り気ではない彼とゴールインしました。

ドレスを一人で買いに行き、式の手はずも全て自分で進め、ケーキもオーダー(しかも新婦が新郎を「逃がすものか!」と引きずっているデザイン)

周囲に挙式を告知し、彼女が1人で全て進めました。

 

いつまでたっても結婚の話がでないから、自分で進めていると言ってました。

もし、彼が結婚しないなら「訴える」とまで…。

そして結婚しました。

かなり、ディスパレートな状態だったと感じます。

 

「思考は現実化する」とよく言われていますが、本当に思考は現実化するんですね。

(勿論、そこには「行動ありき」で現実化しているのですが…)

彼女は、欲しかった結婚生活は手に入れました。

それと同時に、欲しくなかった現実も手に入れています。

 

結婚前

・帰国したい(でも、彼が日本では仕事ないし…)←その彼を選んでるのは自分

・専業主婦になりたい(でも、彼と一緒になるなら無理…)←その彼を選んでるのも自分

・一軒家が欲しい(でも、彼のファイナンスでは無理…)←その彼を選んでるのも自分

結婚後

・私を大切にして欲しい(でも、他の女性と如何わしい事してる)←その彼を選んだのも自分

・自分の子供を受け入れて欲しい(でも、「君の子」と言われ他人行儀)←その彼を選んだのも自分

・セックスレス(娼婦や出会い系、SNSで出会った女性と楽しんでいる)←その彼を選んだのも自分

 

本来なら、結婚をする前、お付き合いをしている時点で気付いていた事なのに、「結婚がしたい」がゴールになっていて必死だった結果です。

なぜ、そこまで必死に結婚をしたかったのか?

 

それは…

「シングルマザーは選ばれるしかない」という考えがあったから。

この人を逃すと、次いつ選ばれるか分からないという思い込み

だから、どんなに条件が悪くても手放したくなかったのです。

これって、自信のなさ、自己肯定感の低さがとっても関係しています。

 

つまり、自分は選ばれるしか価値の無い女性(幸せは相手次第で、自分からは幸せになれる男性を選べない)と信じて疑わないので、*RASは「価値のない女性」である証拠集めをし、次々と現実に見せつけてくれるのです。

*RAS=脳の中のGoogle検索エンジン・GPSと同じ働きをする機能。自分にとって重要な情報だけを探し出してきます。

このような状態だと、誰かに満たされる事でしか自己価値を感じられない、重たいエネルギーを発しています。

そうすると、同じエネルギー同士の波長があい(類ともの法則)で、同じエネルギーレベルの人が当然引き寄せられます。

 

「価値のない女性」と深層心理で思っているので、当然相手から大切にはされません。

 

自分で自分を大切に思えていないと、例えば、無意識に自分はどうせ愛されない、価値が無い、再婚だから我慢しなければ…こんなネガティブな言葉を自分に投げかけています。

このような言葉や自己イメージをもっているとどうなると思いますか?

潜在意識に落とし込まれ、イメージ通りの自分が本来の自分だと疑いもなく信じ込みます。

そうすると、幸せでない証拠を周囲に探し出し、彼に大切にされないと、ほら、やっぱり私は幸せになれない、大事にされない…私なんて…に繋がるのです。

自己イメージ、自己肯定感が低いと、幸せな心の在り方ではいられません。

そうすると、自分の不幸探しをして、当然ですが無意識のうちに自分を満たしてくれない夫への不満も態度に出るでしょう。

そして、ますます、大切にされない現実へと繋がり、永遠とこの状態を続けるのです。

 

結婚してから、彼女の思っている幸せ(旦那様に愛され、専業主婦で楽ができる)と正反対の事が起こっています。

 

朝から晩まで、お休みが殆どなく働き続け、結婚した事で政府からの補助金は当然打ち切られ、でも生活費は担当制なので、家族が増えた分出費はかさみ…

働き続けで、体調を崩しても夫は何をしてくれるでもなく、日々の生活に限界がくると、SNSに投稿して苦しい気持ちを吐き出している事もしばしば…

そして、夫婦の営みもなく、夫は外で色んな女性と交わっている事実…

大切にされたく、尽くしまくるものの、大事にされない現実…

(尽くすと大事にされるは、女性の思い込みですよ~。逆に大事にされなくなります)

潜在意識と顕在意識は、99:1の力関係で、圧倒的に潜在意識が強いのです。

頭の中(顕在意識)でいくら、ああしたい、こうしたいと願望があったとしても、潜在意識で「シングルマザーは選ばれるしかない、選ぶ権利はない(自分に価値が無い)」と思っている時点で、後者の潜在意識に引っ張られるんです。(選ぶ権利はないから、来るもの拒まず、誰でもウェルカム)

 

 

RASが本心(潜在意識レベルで思っている事)を見せつけるようになりますし、自分が出している、同じ波長の物がシンクロして引き寄せられるんですね。

今は、彼女は現状をかえようと、テクニック本や男性心理の本を読んでいますが、そこじゃないんです、残念ながら。

もちろん、知っておいた方がいいですし、すごく勉強にはなります。

改善するところもあるでしょう。

でも、肝心なマインドの部分が変わらない限り、本当の意味では幸せにはなれないんです。

 

あなたの恋愛・パートナーシップが上手くいかない理由は、あなたの「脳」にあります。

そして、上手く行かない根本的な理由は、自分で自分に制限をかけている事。

そこに気付かない限り、改善するのは難しいんですね。

 

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