こんばんは、雪乃です。
今日は、お試しカウンセリングでよくあるお悩みの「共依存」についてです。
恋愛依存症の中に「共依存」という物があります。
文字通りお互いが依存しあっている為、離れる事ができません。
よくあるパターンが、夫にDV、モラハラを受けて苦しいにも関わらず、妻は一緒にいるパターンです。
なぜお互いが依存するのでしょうか?
それは、一緒にいる事でお互いがメリットを感じるから離れられないのです。
まずは、どんなタイプの男女が共依存に陥りやすいのか見て行きましょう。
【共依存に陥りやすい女性のタイプ】
・相手に必要とされたい ⇒ 相手の役に立つ事で「存在価値」を感じたい。
その為、相手に尽くす事で自分を必要とされようと行動する傾向がある
・相手を優先する ⇒ 相手から必要とされていると感じたい
・傷つけられても我慢する ⇒ 傷つけられるのは自分が悪いからだと自分を責める
共依存に陥りやすい女性の特徴は、彼の為に役立つ事で、自分の存在価値を感じる事ができるからです。
子供は親を選べません。
幼少期の環境が、その子供の一生を左右すると言っても過言でない程、家庭環境は子供の性格・価値観・習慣等、全てに影響を与えています。
共依存に陥りやすい女性は、子供のころに親から得られるはずだった愛情の欠如や、見捨てられ不安から、無意識に男性に依存しやすい傾向があります。
親からのDV、モラハラ、無関心、兄弟と比較されたり、褒められた事がなかったり。
両親の不仲や、家庭環境に問題があった家庭で育った方が多い傾向があります。
色んな状況が根本にあるのですが、自尊心が低く、自分に自信がなく、自分はありのままでOKなんだという自己肯定感が低いです。
こんな私は「愛されないよね」と思い込んでいます。
大人になり彼ができると…
「あなたは離れていかないよね?」
「あなただけは私の見方だよね?」と不安がいつも付きまとい、安定した恋愛ができません。
そして、嫌われたくない為、例え理不尽な事をされても、我慢をし別れられません。
【共依存に陥りやすい男性のタイプ】
・自己中心的で、相手をコントロールしようとする ⇒ 妻との間に上下関係を作り、妻をコントロールするようになる
・物事が自分中心に進まないと腹が立つ ⇒ 協調性・共感性が乏しく、自分の気分次第で相手を攻撃したり、傷つけたりする
共依存に落ちりやすい男性の特徴は、俺様主義気質の「自己愛性パーソナリティ」
共依存タイプの男性も女性同様、家庭環境が多きく影響しています。
・親のモラハラを見て育ち、無意識に夫は妻をコントロールして良いものだと学んだパターン
・親からの愛情の欠如や、過保護な親から育てられたパターン
⇒このような親の元で育った場合、本当の意味での自立ができていません。
そうすると、自信を失い、その部分を妻を支配する事で補おうとします。
もうお分かりだと思いますが、お互い一緒にいる事でのメリットを纏めると…
共依存タイプの女性は、相手の役に立つ事で存在価値を感じられます。嫌われたくないので、我慢をしてでも相手に尽くし、必要とされている実感を得たいのです。
実際、共依存が選ぶ相手はダメンズです。
(借金、モラハラ、DV、浮気性、女遊びが激しい、酒乱、無職、等)
自分がいなければ彼はダメになる…と尽くしお世話ができるので、どうしようもない男を無意識に選んでいます。
そして、共依存タイプの男性は、何をしてもNOを言わず、されるがままの弱い女性を支配下に置きコントロールする事ができる為、お互いが離れる事ができないのです。
お互いの「利害関係」が一致している為、成り立つのです。
では共依存を断つにはどうしたらいいのでしょうか?
これも、根本的な原因である、幼少期に目を向けて、その頃に両親から得られなかった愛情や安心感を、自分自身で与える事、つまり自分で自分を癒す事が大切になってきます。
そして、共依存に陥る女性は、自分の中の女性性と男性性のバランスがとっても悪いです。
ですので、男性性(頭で考え、判断し、行動に移す)を鍛える必要があります。
依存傾向のある方は、物事を自分で決める事があまり得意ではなく、相手に任せがちな傾向があります。(つまり他人軸)
ですので…
①まずは、些細な事から自分で決めて行く事(自分軸を持つ)
②そして、自己表現力を身に着ける事(自分の気持ちを大切にする・自分はどうしたいのかを常に自分に問いかけ、主張できるようにする )
③相手にばかり合わせるのではなく、自分を大切にする(自分のやりたい事をする・自分の心が喜ぶ事をする)
こういった事からスタートする事が良いです。
あなたの辛い、苦しいといった心の声(SOS)を絶対に無視してはいけないのです。
そして、決して、誰からも理不尽な扱いをさせてはいけません。
ご自身を守れるのは、あなた自身です。
只今、お試しカウンセリング受付中です。